婚活をしていると、「条件は合っているけれど、まだ気持ちが追いつかない」「お相手は前向きなようだけれど、本当に自分のことを想ってくれているのかな」と悩むこともあるのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、そんな迷いと向き合いながら、一歩ずつお相手との関係を深め、ご成婚へと進まれた男性会員様のエピソードです。
最初からすべてが順調だったわけではありません。何度もデートを重ね、お互いの価値観を知り、将来について具体的に話し合うなかで、少しずつ結婚への気持ちを育んでいかれました。
自然に話せるけれど、まだ気持ちに迷いがあった
初回のデートのランチ。
「自然な形で会話しやすいです」
そんな感想から、お二人の交際がスタートしました。
2回目のデートでは、アートギャラリーを見たり、カフェでゆっくり話したり。将来の働き方や住みたい場所、子どものこと、結婚式についてなど、少しずつ結婚後の生活をイメージできる話題も増えていきました。
一方で、男性会員様のなかには、まだ気になることもありました。
会話は自然にできるものの、お相手から積極的に話しかけてくれる様子が少なく、どこか距離を感じていたのです。
そこで、私はお二人の距離を縮めるきっかけとして、敬語を外してみることをご提案しました。
実際にLINEで伝えてみると、お相手も自然に応じてくださり、少しずつ話しやすい関係へと変化していきました。
ほんの小さなことでも、伝えてみることで関係が変わることがあります。
交際を続けるべきか迷った3回目のデート
3回目のデートを終えた頃、男性会員様のお気持ちは少し下がっていました。
デートプランは自分が考え、会話も自分から話題を振ることが多い。お相手が自分に好意を持ってくれているのか、確信が持てずにいらっしゃいました。
また、結婚式についても考え方に違いがありました。
男性会員様は、できれば結婚式を挙げず、挙げるとしても家族や親族だけのシンプルなものにしたいというお考えでした。
「条件面ではとても合っているけれど、まだそこまで気持ちがあるわけではない」
率直なお気持ちを聞かせてくださいました。
私は、結婚式の希望が違うことだけで、今すぐ交際の答えを出す必要はないとお伝えしました。
結婚式を挙げるかどうかは、結婚生活を考えるうえで大切な価値観のひとつです。ただ、どちらかの希望を押し通すのではなく、お互いが納得できる形を一緒に考えていくことも大切です。
例えば、結婚式にかける費用を旅行や新生活の準備に充てるなど、別の形で二人の希望を叶える方法もあります。
もちろん、無理に考えを変える必要はありません。大切なのは、自分の気持ちを伝えながら、お相手が何を大切にしているのかも知ろうとすることです。
そして、私が何より気になっていたのは、男性会員様自身のお気持ちでした。
条件が合っていることと、一緒に人生を歩みたいと思えることは、必ずしも同じではありません。
だからこそ、焦って答えを出すのではなく、もう少しお相手と向き合ってみることをお勧めしました。
4回目のデートで変わった気持ち
そんなお二人に変化が訪れたのは、4回目のデートでした。
それまで少し気になっていたお相手の表情にも笑顔が多く見られ、さまざまなことをリラックスして話すことができたそうです。
デート後、男性会員様から届いたのは、前回までとは違う前向きなご報告でした。
お相手のご家族についても詳しく話をすることができ、将来を考えるうえで気になっていたことを、ひとつずつ確認できたことも大きかったようです。
その後、お二人は電話でお互いの気持ちを伝え合い、真剣交際へと進まれました。
気持ちが大きく変化したのは、何か特別な出来事があったからというよりも、安心して話せる時間が増え、お相手をより深く知ることができたからなのだと思います。
最初から100%の気持ちでなくても大丈夫です。
一緒に過ごす時間のなかで、お相手への理解が深まり、気持ちが育っていくこともあります。
デートを重ねるたびに、二人の将来が具体的に

真剣交際に進んでからも、お二人は着実に関係を深めていかれました。
ランチのあとに男性会員様の好きなボードゲームのお店へ出かけたり、クリスマスには一緒にお店を探してディナーを楽しんだり。
初詣や映画、USJへのお出かけなど、さまざまな時間を共有されました。
特に印象的だったのは、お二人で過ごす時間だけでなく、日常生活や将来についても自然に話し合うようになったことです。
お互いの家を訪問し、普段どのように暮らしているのかを知る機会もありました。
また、子どもの人数や不妊治療についての考え方、住みたいエリア、仕事や働き方など、結婚後の生活に関わることも少しずつ具体的に確認されていきました。
さらに、お互いの年収や貯金額についても共有し、結婚に向けて現実的な準備を進めていかれました。
楽しいデートを重ねるだけでなく、時には少し話しにくいこともきちんと話し合う。
そうした積み重ねが、お二人の信頼関係を深めていったのだと思います。
親御様へのご挨拶、そして指輪選びへ
結婚に向けた話し合いが進むにつれ、ご両親へのご挨拶の日程も決まりました。
お互いのご家族にご挨拶をし、結婚に向けて一歩ずつ準備を進められたお二人。
そして3月には、一緒に婚約指輪と結婚指輪を見に行かれました。
実際に指輪を見ながら、お二人とも「これがいいね」と気に入ったものが決まりました。
婚約指輪の完成を待つこともできましたが、プロポーズの時期についてもお二人で話し合い、指輪の完成を待たずにプロポーズをして成婚退会することを決められました。
どちらか一方が決めたのではなく、お二人で相談し、納得したうえで決められたことも素敵だなと感じます。
初めは気持ちの面で迷いがあった男性会員様が、お相手と向き合い、話し合いを重ねながら、ここまで具体的に結婚への準備を進めてこられました。
お二人の歩みを振り返ると、最初から気持ちが固まっていなくても、少しずつ関係を育んでいくことの大切さを改めて感じます。
迷ったときこそ、自分の気持ちと向き合ってみる
お二人の歩みを振り返ると、最初から気持ちが固まっていなくても、少しずつ関係を育んでいくことの大切さを改めて感じます。
婚活では、条件や価値観が合っているかどうかだけでなく、一緒にいて自然体でいられるか、安心して話せるか、相手をもっと知りたいと思えるかも大切です。
今回の男性会員様も、交際の途中で迷いが生まれました。
それでも、ご自身の気持ちを率直に相談してくださり、お相手と向き合う時間を重ねたことで、少しずつ前向きな気持ちへと変化していかれました。
結婚相手を選ぶことに、迷いが生まれるのは自然なことです。
大切なのは、迷いを無理に押し込めることでも、条件だけで答えを出すことでもありません。
何に迷っているのかを整理し、お相手と話し合い、自分自身の気持ちも確かめながら、一歩ずつ進んでいくことです。
ペアマリッジでは、交際中の嬉しいご報告はもちろん、気持ちが揺れたときや、どう進めばよいか分からなくなったときも、会員様のお話を伺いながら一緒に考えています。
婚活は、いつも順調に進むとは限りません。だからこそ、一人で悩まず、本音で話せる場所があることも大切だと考えています。
これからも、お一人おひとりのお気持ちを大切にしながら、素敵なご縁につながるようお手伝いしてまいります。
末永くお幸せに!

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代表 鶴木 けいこ
- 一般社団法人 日本傾聴能力開発協会 傾聴サポーター取得
- 婚活アドバイザー/ブライダルMC
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